海外では定説となっている「犬の1年は人間の7年に相当する」法則は本当なのか?

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 英語では「ドッグイヤー(dog year)」という言葉がある。これは、「犬は人間の7倍ものスピードで成長する」という説から、「速さ」のたとえとして使われている。

 海外において「人間の1年=犬の7年」は定説となっており、ほとんどの犬の飼い主たちは犬は人間の7倍の速度で成長していると信じている。だがもし本当なら15歳になった犬は人間にすると105歳となってしまう。

 この法則のいったいいつ頃からつかわれはじめたのだろう? その起源はいまだ明らかにされていないが、「犬の1年は人間の7年に相当する」という説には明らかに矛盾点がある。犬は1歳で生殖行為が可能だが、人間は7歳では不可能だ。また多くの犬は15年以上生きるので、人間年齢が100歳を超える犬がごろごろいるということになる。

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グーグルで「人間の1年」と検索すると、ずらずら出てくる「人間の1年=犬の7年」というワード
 
 数十年前から研究者たちはこの矛盾点に気が付いていた。1953年にフランスの研究者が出版した本には、犬は生まれて最初の1年は人よりも15倍から20倍は早く年を取るが、そのペースはすぐに遅くなり、最終的に人間の1年が犬の5年に相当するようになると書かれている。

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 だがそれでもまだ単純すぎる。ほとんどの飼い主が知っているように、犬の種類によって寿命の長さに違いがあるのだ。小さい犬種より大きな犬種のほうが寿命は短めである。ある研究者が試算したところによると、10歳の小型犬は人間でいえば56歳だが、大型犬なら66歳で、さらに大きい超大型犬なら78歳に相当するという。更に複雑な事には、一部の種においては、同サイズの犬種とまったく違う老化のスピードをたどるという。

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 ということで「犬は人間の7倍年をとる」という話はまったくあてにならないという結論にいたったわけだが、この人気の定説は当分の間言われ続けることになりそうだ。

via:priceonomics・原文翻訳:Erene

ちなみに正確な換算の仕方はこうだそうだ。

■0歳~2歳まで

・小型犬:1年×12.5歳
・中型犬:1年×10.5歳
・大型犬:1年×9歳

■3歳以降

【小型犬】
・ミニチュアダックスフンド:1年×4.32歳
・ボーダーテリア:1年×4.47歳
・ラサ・アプソ:1年×4.49歳
・シーズー:1年×4.78歳
・ウィペット・ミディアム:1年×5.30歳
・チワワ:1年×4.87歳
・ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア:1年×4.96歳
・ビーグル:1年×5.20歳
・ミニチュア・シュナウザー:1年×5.46歳
・コッカー・スパニエル:1年×5.55歳
・キャバリア・キングチャールズ・スパニエル:1年×5.77歳
・パグ:1年×5.95歳
・フレンチブルドッグ:1年×7.65歳

【中型犬】
・スパニエル:1年×5.46歳
・ラブラドール・レトリバー:1年×5.74歳
・ゴールデンレトリーバー:1年×5.74歳
・スタッフォードシャー・ブル・テリア:1年×5.33歳
・ブルドッグ:1年×13.42歳

【大型犬】
・ジャーマン・シェパード・ドッグ:1年×7.84歳
・ボクサー:1年×8.90歳
via:bb